2017年04月12日

聴かずに死ねるか(94)Black Eyed Peas - Mas Que Nada

 Black Eyed Peas(ブラック・アイド・ピース)はアメリカの4人組ヒップホップ・ミクスチャーグループ。今どきの中高年には馴染みが薄いかもしれないが、若者に絶大な人気があり、ヒップホップシーンの中核的存在だった。

 残念ながら2011年に無期限の活動休止を宣言したため、多くのファンをがっかりさせたのだが、このところ再結成の動きがあり、動向に注目。もっとも、全員オーバーフォーティなんだけどね。

 そんな彼らが、ブラジル音楽の巨匠Sergio Mendes(セルジオ・メンデス)とコラボしたのが『Mais Que Nada(マシュ・ケ・ナダ)』。Jorge Ben(ジョルジ・ベン)の初アルバム『Samba Esquema Novo』(1963年)に収録された曲だ。1989年以降はJorge Ben Jor(ジョルジ・ベンジョール)と改名してるけど。

 おもにブラジルでヒットした『Mais Que Nada』だが、世界的大ヒットに押し上げたのはSergio Mendes。
自らのアルバム『Sergio Mendes & Brasil'66』(1966年)に収録されたカヴァーが人気に火をつけたのだ。だから世間では、Jorge Benの曲であることを知らない人も多いらしい。

 で、熱烈なSergio MendesファンだったBlack Eyed Peasのリーダーwill.i.am(ウィル・アイ・アム)は、「メンデスはん、共同で作らへんか」と持ちかけ、出来上がったのがコラボ版『Mais Que Nada』(2006年)。

 曲の骨組みはSergio Mendesだし、Black Eyed Peasのラップ具合もほどほどだから、おそらく今どきの中高年でも、結構、好きになると思う。

▲Black Eyed Peas『Mas Que Nada』。Sergio Mendesとのコラボ版だ。アメリカのテレビネットワークNBCでのライヴ映像。アルバム『Sergio Mendes Timeless』(2006年)にも収録されている。

▲本家Jorge Benの『Mais Que Nada』(1963年)。初アルバム『Samba Esquema Novo』(1963年)に収録された曲。現在はJorge Ben jorと改名。

▲Anna Torres(アンナ・トーレス) 『Mais Que Nada』。ブラジルの女性シンガー。ちょとばかりベタつく歌い方だが、雰囲気はサイコー。オムニバス・アルバム『Essential Lounge Music by Carlos Campos & Friends』(2014年)に収録。

▲Al Jarreau(アル・ジャロウ)『Mais Que Nada』。どんな曲でも、この人が歌うと躍動感があふれるから不思議。残念ながら、先月、死去。享年76。ピアノは、先天性疾患による障害を克服したフランスのMichel Petrucciani(ミシェル・ペトルチアーニ)。

▲The Idea Of North(アイデア・オブ・ノース)『Mais Que Nada』。オーストラリアの4声アカペラグループだ。結成は1993年。オーストラリアのブリスベン「Powerhouse(パワーハウス)」でのライヴ映像(2006年)。DVD『The Idea Of North ‎– Live At The Powerhouse』(2007年)に収録。

▲The Troubadours(ザ・トルバドールズ)『Mais Que Nada』。来日公演もしたことがあるイギリスのロックバンド。いったん2009年に解散したのだが、2011年ごろから復活の兆しあり。フランスのニースで路上演奏している映像。


posted by sankiyou at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 聴かずに死ねるか
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