2017年03月20日

聴かずに死ねるか(90)Vocal Spectrum - Good vibrations

 2006年、「インターナショナル カルテット コンテスト」(バーバーショップ・ハーモニー協会)で優勝し、見事、チャンピオンの座を占めたのがVocal Spectrum(ヴォーカル・スペクトラム)。米国ミズーリ州セントチャールズの4人組だ。

 古典からロックまで、守備範囲は広く、しかもステージが愉快。さらにTim Waurick(ティム・ワーリック/ tenor)の30秒以上も続く声の延びは圧倒的で、それに絡みつく重層的なコーラスも清涼感たっぷりだから、一度聴いたら耳を離せない。

 そんな彼らが『Good vibrations(グッド・バイブレーション)』(1966年)を歌ったらどうなるか・・・一昨年、メルボルンで開催された「Barbershop Harmony Australia」全国大会でのコーラスぶりを聴くと、やっぱり耳も離せないし、目も離せない。

 この曲、猫も杓子もThe Beatles(ビートルズ)に浮かれていた時代、全英全米のヒット・チャートの上位にランクイン。サーフ・ロック・グループBeach Boys(ビーチ・ボーイズ)の曲である。クリスタル・ガラスのような透明感あるコーラスは、オープン・ハーモニーの先駆者The Four Freshmen(フォー・フレッシュメン)を彷彿とさせ、実に清々しいのだ。

▲Vocal Spectrum『Good Vibrations』。メンバーはTim Waurick(ティム・ワーリック/tenor)、Eric Dalbey(エリック・ダルビー/lead)、Jonny Moroni(ジョニー・モローニ/baritone)、Chris Hallam(クリス・ハラム/bass)。「Barbershop Harmony Australia」全国大会での映像。迫力に驚く。

▲Beach Boys『Good Vibrations』(1966年)。本家の演奏。世界初の電子楽器Theremin(テルミン)を弾いているのはThe Glenn Miller Band(グレンミラー楽団)のトロンボーン奏者だったPaul Tanner(ポール・タナー)。

▲Beach Boysの元リーダーBrian Wilson(ブライアン・ウィルソン)の半生を描いた映画『Love & Mercy 終わらないメロディー』(2015年)で歌われる『Good Vibrations』。60年代のBrian役はPaul Dano(ポール・ダノ)

▲Beach Boys のコピーバンドThe Fendertones(フェンダートーンズ)が歌う『Good Vibrations』(2004年)。メンバーが固定ではないなど、比較的ラフなグループなのだが、演奏は実に忠実。本家が多重録音でレコーディングしている部分も、員数を増やすことで再現。見事。

▲Wilson Phillips(ウィルソン・フィリップス)『Good Vibrations』(2012年)。Chynna Phillips(チャイナ・フィリップス)とCarnie Wilson(カーニー・ウィルソン)、Wendy Wilson(ウィンディ・ウィルソン)姉妹によって結成された女性コーラスバンド。Wilson姉妹の父はBeach Boysの元リーダーBrian Wilson(ブライアン・ウィルソン)。

▲英国レスター出身のロックバンドKasabian (カサビアン)『Sesame Street & Good Vibrations』。 オーストラリアのラジオ局「Triple J(トリプルJ)」の番組『The Like A Version』のスタジオでのライヴ映像。


posted by sankiyou at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 聴かずに死ねるか
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