2017年03月12日

聴かずに死ねるか(88)Susie Arioli - Night And Day

 Susie Arioli(スージー・アリオリ)はモントリオール出身のジャズシンガー。1963年生まれだから現在53歳。

 ジャズクラブで歌っていた頃は鳴かず飛ばすだったのだが、ギタリストのJordan Officer(ジョーダン・オフィサー)とSusie Arioli Swing Bandと名乗るようになってから人気が出た。1998年のことだ。

 人気が出た理由は、音楽を聴けばわかる。ことさらSusieの歌がいいというわけではなく、Jordanのアレンジとギターが冴えていて、独特のムードを醸し出しているからだ。

 中でも、2枚目のアルバム『Pennies From Heaven』(2002年)に収録された『Night And Day(夜も昼も)』は傑出していて、心地良さは格別。このときJordanは25歳だった。

 ちなみに『Night And Day』は、ミュージカル『The Gay Divorcee(陽気な離婚)』(1932年)のためにCole Porter(コール・ポーター)が書き下ろした曲。タイトル通り、夜も昼もアナタのことを考えてばっかりというベタベタした内容だが、Fred Astaire(フレッド・アステア)が歌うから粋な感じ。

 2年後に同名タイトルで映画化され、Fred AstaireとGinger Rogers(ジンジャー・ロジャース)のコンビが出演。邦題が『コンチネンタル』だったのは、「離婚」という言葉に神経質になったからだと思われる。

▲Susie Arioli Swing Band『Night And Day』(2001年)。歌が登場するのは2分15秒当たりから。それまではJordanのギターが雰囲気を盛り上げる。アルバム『Pennies From Heaven』(2002年)に収録。

▲ミュージカル映画『The Gay Divorcee』(1934年)で『Night And Day』を歌うFred Astaire。お相手はGinger Rogersだ。日本では、前後に再公開されたとき、副題が『離婚協奏曲』だったそうだ。

▲Joseph "Jimmy" Rosenberg(ジミー・ローゼンバーグ)『Night And Day』。1980年、オランダ生まれ。12歳から活躍しているGipsyジャズの名手。スィング感満点。

▲Wojciech Myrczek(ヴォイチェフ・ミルチェク/vo)&Pawel Tomaszewski(ポール・トマシェフスキー/piano)『Night And Day』。この人、知らなんだ。ファンになりそ。「ジャズフォーラム誌の50周年とフランク・シナトラの生誕100周年」(2016年)での映像。

▲Connie Evingson(コニー・エヴィンソン)『Night And Day』。ミネソタ州ミネアポリスを拠点に活躍するシンガー。ポップス、ボサノヴァ、ジャズ・・・なんでも器用にこなすが、いずれも艶っぽい歌いぶりがいい。アルバム『Gypsy in My Soul』(2004年)に収録。

▲Diana Krall(ダイアナ・クラール)『Night And Day』。毎度お馴染みのDiana。カナダ生まれの女性ジャズ・ピアニスト、シンガーだ。ささやくような、つぶやくような歌い方がグッド。


posted by sankiyou at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 聴かずに死ねるか
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