2015年10月12日

ハミ出しGS大全(23)ザ・ナポレオン 恋を消すんだ 昭和43年

 楽曲と舞台が与えられても、うまくいかないことがある。ザ・ナポレオンはその筆頭。

 青少年がテケテケサウンドに飢えていた昭和39〜40年頃なら居場所があったかもしれないが、グループを結成した同42年12月頃は、すでに耳が肥えていた青少年を騙せなくなっていた。

 ザ・ナポレオンのデビューは大阪梅田ゴーゴー喫茶「ゴーゴーGT」。ザ・リンド&リンダースが経営するお店だったから、さっそく弟バンドの肩書きが付く。人気そこそこ。

 勢いづいた弟バンドは都を目指す。東京ね。で、昭和43年5月に『逢いたい逢いたい』で華々しくレコードデビュー。作曲はザ・リンドの加藤ヒロシ。

 でも、残念なことに売れなかった。GSブームがピークにさしかかっていた頃だが、歌も演奏も新鮮味がなく、ココロにひっかからないのだ。曲中、「ジェ〜ン!」という呼びかけがあるが、弟バンド唯一のイケメン北井俊(sg)の愛称なんだと。

 どちらかと言えばB面の『恋を消すんだ』がいい。ビート感たっぷり、小気味よいテンポで突っ走る。なぜ、恋を消さなくちゃいけないのか、よくわからないんだが、GSに理屈は不要。ノリノリでファズればいい。

 同年10月、2ndシングル『涙をひとつ』を出したものの、またもや売れなかった。そのうち解散してしまった。

▲デビュー盤『逢いたい逢いたい』(昭和43年5月発売)。作詞/古川益雄、作曲/加藤ヒロシ。曲想はいのだが、陳腐な感じがしてしまう。

▲B面『恋を消すんだ』。作詞/菊原四郎、作曲/加藤ヒロシ。なぜこちらがA面ではなかったのか不明。この路線ならヒットしたかも。

posted by sankiyou at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | ハミ出しGS大全
この記事へのコメント
毎日GTに行きました。
あの頃楽しかった。
Posted by jun at 2017年08月08日 22:29
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